研究会内容のポイント解説

第一回 事業承継

中小企業投資育成株式会社を活用した事業承継について、大阪中小企業投資育成会社九州支社の次長 及び上席調査役より、中小企業が直面する株式に関する課題と解決策及び公的機関である中小企業投資 育成制度の解説、更に同制度を活用した具体的な事例について紹介します。
〔※中小企業投資育成株式会社について︓1963年、中小企業の自己資本の充実とその健全な成長発展を図るため中小企業投資育成株式会社法に基づいて設立された政策実施機関。〕

第二回 事業承継

日本経済新聞記事(2017.10.31社説)に“2025年には6割以上の中小企業で経営者が70歳を超え、この うち現時点で後継者が決まっていない企業は127万社あると経産産業省は試算している”との記述があ ります。事業承継の選択肢としてM&Aを選択する企業の増加が予想されます。そこで、M&Aの専門 家を講師に迎えM&Aの基礎知識を学びます。加えて、M&Aによる事業承継事例紹介も行います。

第三回 事業承継

M&Aの基本合意締結(M&Aの仮契約)後に行われる、買収先監査で、特に重要と言われる財務デューデリについて、専門家を講師に迎え、実例を基に買収先監査の手順及び売り手の決算書の誤りや簿外債務等のリスクチェック方法等を解説します。又、講師が携わったM&Aによる事業承継事例紹介も行います。

第四回 企業価値向上

将来的に事業承継をスムーズに進める上で、又、M&Aを選択せざるを得なくなった場面を想定し、企業価値の向上は、企業にとって最優先で取組むべき経営課題です。そこで今年から、「ランチェスターの法則を企業価値の向上に応用する」をテーマに、基礎編、応用編、実践編に分けランチェスターの法則を学びます。

第五回 事業承継

会計事務所の幹部であり、サービス業の会社経営者としても活躍している、宮良信介氏を講師に迎え自身が後継者として当時体験した葛藤や悩み、現在の状況などを語って頂きます。(参加者が後継者の立場や気持ちを理解し、今後の後継者への事業承継支援に活かして貰うことが狙いです)。又、所属する会計事務所の事業承継の取り組み及び事業承継支援の事例を紹介します。更には、これから取り組む事業承継案件を設題として、参加者との意見交換を行います。

研究会のテーマ予定

■ 事業承継事例研究(成功事例・失敗事例)
■ 近い将来の中小企業の後継者不足を見据えた事業承継を円滑に進めるための研究
■ 事業承継体験者(新旧経営者)の講話
■ M&Aによる事業承継の研究
■ 中小企業の企業価値向上の研究
■ 事業承継推進委員会との整合性を図る
※ 事業承継に関する事例研究(今年は第1回~3回、5回が対象)は、事業承継協会より「事業承継士資格更新」継続研修に認定されており参加するとポイントが付与されます。

開催概要

開催月 6月、7月、9月、10月、11月(全5回)
開催時間 午後1時15分~午後5時(開場12:40)
会費 120,000円(税別)
*同組織内2人目以降60,000円 (税別)
定員 20名
会場 福岡センタービル10階会議室
福岡市博多区博多駅前2-2-1 JR博多駅「博多口」正面
申込方法 別紙『事業承継・企業価値向上研究会』参加申込書に必要事項を記入の上、 FAXでお申し込み下さい。

主催

株式会社 九州経営サポートセンター
〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2-5-28博多偕成ビル2階  TEL:092-473-2562  FAX:092-473-2563